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 Spare parts catalogue
重要
この章の中で太字で記載されている部分は、本文の横の写真ではなく この分解立体図を参照する必要があることを示します。
ジェネレーターカバーの取り外し
参考
この作業はフレームからエンジンを取り外して説明が書かれています。エンジンを作業台に置くと、すべての取り付けが作業が容易になります。
 
オルタネーターケーブルのコネクターを主要配線(A)から外します。
クランクシャフトの位置にあるカバー(6)の2 本の固定スクリュー(7)を緩めて外します。
オルタネーターカバー(29)を固定しているスクリュー(1)(11)(12)(13) を緩めます。
スクリュー(7)を外した後のネジ穴に、ツール(88713.1749)を取り付けます。
カバー (29) が左クランクケースから離れるまで、ツールをゆっくり回します。
ギアチェンジシャフトと一致して、カバー(29)にオルタネーターカバーの取り外しの際に損傷した可能性のある密閉シール(4)が取り付けられています。
常にこの密閉シールの状態を点検し、損傷している場合は交換します。
ジェネレーターカバーの分解
ステーターを固定している3 本のスクリュー(25)と、ケーブルガイドブラケット(31)を固定している2本のスクリュー(32)を、ジェネレーターカバーの内側から取り外します。
ステーター(33)とケーブルガイドブラケット(31)を取り外します。
ジェネレーターカバーの内側には、クランクシャフトの位置にベアリング(27)が取り付けられ、サークリップ(28)で固定されています。
適切なプライヤーを使って、サークリップ (28) を取り外します。
ユニバーサルプーラーを使って、ベアリング (27) を取り外します。
新しいベアリング(27)の取り付けの際にはカバーの反対のシールドされた側に配置するよう注意してください。
その後ベアリングをサークリップ(28)を固定し、オルタネーターカバー(29)の所定の位置に正確に挿入したことを確認します。
ウォーターデリバリーキャップ(2)をホリゾンタル及びバーチカルシリンダーから緩めます
新しい部品の取り付けの際は規定のロック剤を塗布し、25 Nm (最小23 Nm - 最大27 Nm)のトルクで締め付けます(セクション3 - 3、エンジン締め付けトルク)。
重要
オルタネーターカバー(29)をエンジンから外さずにキャップ(2)を取り外すことができます。
 
ウォーターポンプ(B)の部品を取り外します(セクション9 - 3.3、ウォーターポンプの取り外し)。
フライホイール/オルタネーターアッセンブリーの取り外し
ツール(88713.3367)をサイドスタンドを固定する穴 M10 (D) に取り付けます。
スクリュー(E)を使って、ツールをフライホイールに固定します。
フライホイール/オルタネーターの固定ナット(15)を緩めます。
警告
このとき、レンチのブッシュを軸方向に押しながらナットを緩めてください。そうしないと、ナットからレンチが突然外れ、パーツに損傷を与える恐れがあります。
ナット(15)、ワッシャー(16)、およびフライホイールユニット(23)をクランクシャフトから駆動ギア(21)と一緒に取り外します。
インナーリング (19)、ニードルベアリング (20)、およびワッシャー (18) を取り外します。
重要
ブッシュ(19)、ニードルベアリング(20)、およびインターナルワッシャー(18)の摩耗状態を点検します。 摩耗している場合は交換してください。
フライホイール/オルタネーターアッセンブリーの点検
ジェネレーターローター (24) の内部に損傷がないことを確認します。
スタータークラッチが正しく作動することと、ニードルレースに摩耗や損傷がまったくないことを確認します。 不具合が見つかった場合は、ユニットの取り外し作業を行います。
フライホイール/ジェネレーターの分解
8 本のスクリュー(26)を外し、フライホイールからオルタネーターローター(24)を取り外します。
フライホイールのローター側から取り外した2本のスクリュー(26)を取り付けフライホイール(17)からフランジ(14)とスタータークラッチ(22)を取り出します。
スタータークラッチは、フランジに少し重なるように取り付けられています。 これを取り外すには、適切なドリフトを使用してください。
フライホイールジェネレーターの組み立て
フリーホイール(22)をフランジ(14)に挿入し、フリーホイルの端(A)をフランジに当たるまで押し込みます。
重要
フリーホイルの端(A)が丸い部分(B)のフランジ側にあるよう、部品(フリーホイール及びフランジ)を組み立てます。
フランジのセンタリング用穴(C)とフライホイールの穴(D)が合うように、フリーホイール(22)と共にフランジ(14)をフライホイール(17)に取り付けます。
参考
フランジのセンタリング用の穴(C)には円錐形の口(E)があります。
参考
フライホイールのセンタリング用の穴(D)には同様の穴(F)が二つあります。
参考
センタリング用の穴を合わせるには適切なツールを使用してください。
 
重要
フリーホイール(22)の端(A)がフランジとフライホイールの間に収まるよう、部品(フランジ及びフライホイール)を組み立てます。
フライホイールのセンタリング用の二つの穴(E)の一つとローターの穴(D)が合うように、フライホイール(17)上にローター(24)を取り付けます。
参考
ローターのセンタリング用の穴(G)は固定用の穴(H)の軸間の径と同じところにあります。
参考
センタリング用の穴を合わせるには適切なツールを使用してください。
 
ローター/フライホイール(26)固定スクリューネジロック剤を塗布し、取り付けます。
指定した順にスクリュー(26)を13 Nm (最小11 Nm - 最大15 Nm)のトルクで締め付けます(セクション3 - 3、エンジン締め付けトルク)。
ドリブンギア(21)のプレート(P)をエンジンオイルで潤滑します。
ドリブンギアをフリーホイールに当たるまで差し込みます。
参考
挿入作業を容易にするため、ドリブンギアを"緑色"の矢印で示した方向の回転させる必要があります。
 
フライホイール(17)のフックを維持したまま、ドリブンギアが緑の矢印の方向に回転し、赤の矢印の方向には回転しないことを点検します。
上記の方向に関して、そぐわないものがひとつでもある場合は、スタータークラッチが正しく取り付けられていないことを示します。
フライホイールジェネレーターの取り付け
ニードルベアリングユニット(20)をワッシャー(18)、インターナルリング(19)と共に取り付け、ワッシャー(18)には規定のグリースを塗布します。
クランクシャフトにワッシャー(18)、ニードルベアリング(20)、インターナルリング(19)のユニットを取り付けます。
フライホイールユニット(23)をギア(21)と共に指示した印に合わせて挿入します。
ワッシャー(16) をクランクシャフト先端に取り付けます。
クランクシャフト及びナット(15)のネジ部に規定のネジロック剤を塗布します。
ナット(15)を差し込みます。
ツール(部品番号:88713.3367)を使用してフライホイールの回転を固定し、固定ナット(15)を330 Nm (最小313 Nm - 最大346 Nm)のトルクで締め付けます。(セクション3 - 3、エンジン締め付けトルク)。
オルタネーターカバーの取り付け
取り付けの前に、オルタネーターカバー(29)に以下の物が装備されているか確認します
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ウォーターポンプユニットを取り付けます(セクション9 - 3.3、ウォーターポンプの取り付け)。
左クランクケースとジェネレーターカバーの合わせ面を清掃して、付着物や油汚れを除去します。
2 つの位置決めブッシュ(30)を取り付けます。
DUCATI シーリングペーストを、穴を避けながらカバー表面に均等に塗布します。
クランクシャフトおよびギアチェンジレバーシャフトの先端にグリースを塗布します。これにより、カバーの取り付けが容易になります。また、カバーにオイルシール (4) が取り付けられている場合は、その損傷を防ぐことができます。
クランクケースにカバー(29)を取り付ける際、トランスミッションシャフト上のタイミングプリーを軽く動かし、ポンプコントロールシャフトの挿入を容易にします。
オルタネーターカバーの溝(M)は始動エンジンギア(p)のピンに挿入しなければなりません。
カバーの周囲をプラスチックハンマーで叩きながら取り付けると、シャフトおよびセンタリングブッシュに組み込みやすくなります。
参考
カバーを再び取り外す必要があるときは、クランクシャフトの位置にあるネジ穴に、プーラー(88713.1749)を取り付けて使用します。
次の表に従って、固定スクリューを取り付けます。
固定スクリューを10 Nm (最小9 Nm - 最大11 Nm)のトルクで締め付けます。(セクション3 - 3、エンジン締め付けトルク)
オイルシール(4)をアルコールで湿らせ、オルタネーターカバー(29)上のギアチェンジレバーシャフトの位置に取り付けます。
Oリング(5)がカバー(6)に取り付けられているかを確認します。
スクリュー (7) にグリースを塗布します。
クランクシャフトに一致したカバー(6)の固定スクリュー(7)を5 Nm (最小4.5 Nm - 最大5.5 Nm)のトルクで締め付けます(セクション3 - 6、エンジン締め付けトルク)。
オルタネーターケーブルのコネクターをメインケーブル(A) に接続します。
 
 
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