6.3 -
クラッチユニット: プライマリーギア
1
クラッチハウジング/プライマリーギアペア
2
スペーサー
3
スレッド付きリングナット
4
安全ワッシャー
Spare parts catalogue
1200 ABS
CLUTCH
1200 ABS
CONNECTING RODS
1200 S ABS
CLUTCH
1200 S ABS
CONNECTING RODS
重要
この章の中で太字で記載されている部分は、本文の横の写真ではなく
この分解立体図を参照する必要があることを示します。
プライマリーギアの取り外し
作業
参照セクション
エンジンオイルの抜き取り
セクション4 - 3、
エンジンオイルとフィルターカートリッジの交換
アンダーパンユニットの取り外し
セクション5 - 4、
アンダーパンの取り外し
クラッチカバーの取り外し
セクション9 - 6.2、
クラッチカバーの取り外し
クラッチユニットの取り外し
セクション9 - 6.1、
クラッチの取り外し
プライマリーギア (A) のドリブンギア / クラッチハウジングユニット (1) を抜き取ります。
インナースペーサー (2) を抜き取ります。
オイルポンプ(C)を取り外します(セクション9 - 2.1、
オイルポンプの取り外し
)。
プライマリードライブギア (B) をレンチ(
88713.3417
)で固定しながら、プライマリードライブギアを固定しているスレッド付きリングナット(3) をブッシュ(
88713.3406
)で緩めます。
リングナット (3) と安全ワッシャー (4) を取り外します。
市販のプーラーを使って、クランクシャフトとプーラーのスクリューの間にアルミまたは真鍮製の円盤を挟み込んで、プライ
マリードライブギア (B) を取り外します。
スペーサー(D)を取り外します。
プライマリーギアの取り付けとクリアランスの点検
クランクシャフトのテーパーエンドおよびプライマリードライブギアの合わせ面を完全に脱脂します。
スペーサー (D) をクランクシャフトに取り付けます。
オイルポンプスプロケットをクランクケース側に向けて、ドライブギア(B)をクランクシャフトに取り付けます。
ワッシャー (4) とリングナット (3) で仮止めします。
重要
新品のドライブギア(B)を組み付ける場合は、噛み合わせクリアランスを点検します。
かみ合わせのクリアランスを点検するには、ドリブンギア (A) の付いたクラッチハウジング (1) ユニットをギアチェンジメ
インシャフトに一時的に取り付けます。 クランクケースにダイヤルゲージを取り付け、そのポインターをギアの歯の 1 つに当てます。
歯が接触するまでドリブンギア (A) を動かして、ダイヤルゲージのポインターの移動量が 0.05 ~ 0.07
mm の範囲にあることを確認します。
ドリブンギアの 16
箇所で測定してください。
クリアランスが許容範囲にない場合は、クランクシャフト上のドライブギア (B) は固定したままで、メインシャフト上のドリ
ブンギア (A) の位置を変えてみます。 それでも規定のクリアランスが得られない場合は、プライマリーギア (1) を 一対で交換します。
ギアのクリアランスの点検後、ブッシュ(部品番号:
88713.3406
)をトルクレンチに取り付け、ピニオン(B)をリアクションキー(部品番号:
88713.3417
で固定します。
ワッシャー(4)およびリングナット(3)を取り付けます。 専用ツール(U)を使用し、リングナット(3)を190 Nm (最小171 Nm
- 最大209 Nm)のトルクで締め付けます。(セクション3 - 3,
エンジン締め付けトルク
)
オイルポンプ(C)を取り付け、オイルポンプのギアとクランクシャフト上のプライマリーギアとの間でかみ合わせのクリアラ
ンスを点検します(セクション9 - 2.1、
オイルポンプの取り付け
)。
クラッチハウジング (1) の接触面の油汚れを丁寧に落とします。
スペーサー (2) をメインシャフトに取り付けます。 ドリブンギア (A) の付いたクラッチハウジング (1) を挿入します。
作業
参照セクション
クラッチユニットの取り付け
セクション9 - 6.1、
クラッチの取り付け
クラッチカバーの取り付け
セクション9 - 6.2、
クラッチカバーの取り付け
アンダーパンユニットの取り付け
セクション5 - 4、
アンダーパンの取り付け
エンジンオイルの補充
セクション4 - 3、
エンジンオイルとフィルターカートリッジの交換
1