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 Spare parts catalogue
重要
この章の中で太字で記載されている部分は、本文の横の写真ではなく この分解立体図を参照する必要があることを示します。
クラッチカバーの取り外し
クラッチカバー(1)固定スクリュー(2)(3)(5)を緩めます。
クランクケースから外しやすくするために、カバーの周囲をプラスチックハンマーで叩きます。
位置決めブッシュ (12) に注意しながら、クラッチカバー (1) を取り外します。
位置決めブッシュ (12) の状態を点検し、変形している場合は交換します。
クラッチカバーの分解
プラグ(14)とそれに相当するOリング(13)、プラグ(17)トそれに相当するシール(15)をカバーから取り外します。
インターナルカバー(19)を固定しているスクリュー (16) を緩めて外します。
インナーカバー(19)、防音パネル(18)を取り外します。
サークリップ(10)を取り外し、シム(9)およびシール(8)を引き抜きます。
穴のあいたブッシュ (7) は、カバーに入り込んでいます。 これを取り外すには、適切なプーラーを使用する必要があります。
オイルシール (8) の状態を目視で点検し、必要に応じて交換します。
クラッチカバーの組み立て
キャップ (14) とガスケット (13) を取り付けます。 キャップ (17) とガスケット (15) を取り付けます。
ブッシュ (7) を交換した場合は、適切なドリフトまたはプレス機を使って、クラッチカバーの所定の位置にいっぱいまで押し込みます。
オイルシール (8) を交換する場合は、新しいものをクラッチカバー内部の所定の位置に取り付けます。このとき、スプリングのない面をオイルシール (10) の方に向けてください。
オイルシールを取り付ける前に、そのエッジにばりがないことを確認します。ばりがあると、オイルシールに損傷を与えることがあります。
シム (9) とサークリップ (10) を取り付けます。
重要
オイルシール (8) が正しく機能するためには、サークリップ (10) が回転できるだけの取り付けクリアランスが必要です。
 
防音パネル(18)をクラッチカバー(1)の内部に図に示すようにピン(D)に対して中央にくるように取り付けます。
パネル(18)にインターナルカバー(19)をピン(D)に対して中央にくるように取り付けます。
規定のネジロック剤をスクリュー (16) に塗布します。
スクリュー(16)を24 Nm (最小22 Nm - 最大26 Nm)のトルクで締め付けます。(セクション3 - 3、エンジン締め付けトルク)
クラッチカバーの取り付け
カバーとクランクケースの接触面を清掃し、油汚れを除去します。センタリングブッシュ (12) と、オイル通過口のOリングシール (11) が、クランクケースに取り付けられていることを確認します。
ケースの穴を避けて、ドゥカティ液体ガスケット(A)をケースの合わせ面に均等に塗布します。
カバー (1) 一式をクランクケースに取り付け、固定スクリューを取り付けます。
スクリュー(2)、(3)、(5)に規定のネジロック剤を塗布します。
固定スクリュー(2)、(3)、(5)を十字の順に10 Nm (最小9 Nm - 最大11 Nm)のトルクで締め付けます。(セクション3 - 3、エンジン締め付けトルク)
 
 
 
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