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 Spare parts catalogue
重要
この章の中で太字で記載されている部分は、本文の横の写真ではなく この分解立体図を参照する必要があることを示します。
リアブレーキコマンド一式の取り外し
警告
ブレーキシリンダーの製造メーカーは、その安全上の重要性を考慮し、シリンダーの内部に決して手を加えないよう指示しています。
オーバーホールを適切に実施しないと、ライダーおよびパッセンジャーに重大な危険をもたらす可能性があります
 
交換作業は、操作レバー、タンクユニット、および ポンプ固定部に限定してください。
 
参考
ABSフロントブレーキシステムに関しては、以下のセクション参照: セクション7 - 5、ABSシステム機能インフォメーション、 セクション7 - 6、システムの構成部品、 セクション7 - 7、ABS部品メンテナンス
 
メインケーブルからリアストップスイッチ(5)の接続を切断します(セクション6 - 1、モーターサイクルの配線の取り回し)。
リアブレーキポンプ(19)を固定しているスクリューを緩めます。
調整軸(18)からリアブレーキポンプ(16)を抜き取り、リアストップ(5)固定ブラケット(20)を回収します。
ブレーキコマンドレバー(6)を固定しているピン(9)を緩め、スプリング(4)を回収します。
ブレーキコマンドレバー(6)を抜き取り、ピン(9)、ワッシャー(3)、ブッシュ(10)、及びOリング(11)を回収します。
ポンプ(16)から専用スクリュー(22)を緩め、ホースガイド(17)を取り外します。 ホース(7)を抜き取り、シール(23)及びホース(21)を回収します。
車両からリアブレーキポンプ(16)を取り外します。
 
リアブレーキコントロールの分解
ブレーキポンプはユニットとして提供されるので、内部の構成部品を交換することはできません。
ポンプユニット外部の構成部品を分解、交換するには、この章の初めにある分解立体図を参照してください。
ブレーキペダル(6)の内側にあるブッシュ(10)を交換する場合は、外側表面にグリースを塗り、プレスを使って新しいブッシュをペダルの外側から2mmの位置に取り付けます。
システムのいくつかの構成部品を分解するには、この章の初めにある分解立体図を参照してください。
警告
リアブレーキコントロールでの作業が完了したら、セクション4 - 3、ギアチェンジペダルとリアブレーキペダルの調整に従ってブレーキペダルの位置を確認する必要があります。
リアブレーキコマンドの取り付け
外れた場合は、スクリュー(30)に規定のネジロック剤を塗布し、スペーサー(32)と共にブレーキポンプコマンドバー(31)を取り付け、スクリュー(30)を10 Nm ±10%のトルクで締め付けます( セクション3 - 3、フレーム締め付けトルク)。
調整スクリュー (27) とナット (28) の値が指示されたものであることを確認してください。
ブッシュ(10)の内側表面に専用グリースを、ピン(9)にはネジロック剤を塗布します。
Oリング(11)をホイールシャフト(9)に挿入します。
ブレーキコマンドレバー(6)にピン(9)を差し込み、もう一つのOリング(11)及びワッシャー(3)を取り付けます。
コネクターの両側にシール(23)を置いた状態でホース(7)を取り付け、専用スクリュー(22)で固定し、ホース(21)をホースガイド(17)で固定します。
専用スクリュー(22)を23 Nm ±10%のトルクで締め付けます。( セクション3 - 3、フレーム締め付けトルク)
 
参考
リアブレーキポンプ(16)上のホース(7)及び(21)の向きに十分注意してください。
規定ネジロック剤をピン(9)に塗布します。
ブレーキコマンドレバー(6)をスプリング(4)と共に取り付け、ピン(9)を差し込みます。
図に示した通り、スプリング(4)の先端(A)を取り付けます。
ピン(9)を23 Nm ±10%のトルクで締め付けます。( セクション3 - 3、フレーム締め付けトルク)
リアブレーキコマンド(6)にリアストップ(5)を固定するブラケット(20)を取り付けます。
指定ネジロック剤をスクリュー(19)に塗布します。
リアブレーキポンプ (16) を車両に取り付け、固定スクリュー (19) を差し込みます。
規定のグリースで潤滑し、ポンプ(16)の内側にバー(18)を挿入します。
スクリュー(19)を10 Nm ±10%のトルクで締め付けます。(セクション 3 - 3、フレーム締め付けトルク)
メインケーブルにリアストップスイッチ(5)を接続します。
ホース(7)、(21)及びホースクリップバンドの取り付け位置については、セクション 7 - 6、ケーブル/フレキシブルホースの取り回しの記述に従ってください。
 
リアブレーキキャリパーの取り外し
重要
ブレーキキャリパーの製造メーカーは、その安全上の重要性を考慮し、キャリパーやポンプの内部に決して手を加えないよう指示しています。 オーバーホールを適切に実施しないと、ライダーおよびパッセンジャーに重大な危険をもたらす可能性があります。
 
このシステムを取り外す前に、車体から次のパーツを取り外す必要があります。
 
参考
ABSフロントブレーキシステムに関しては、以下のセクション参照: セクション7 - 5、ABSシステム機能インフォメーション、 セクション7 - 6、システムの構成部品、 セクション7 - 7、ABS部品メンテナンス
 
ホース (33) をリアブレーキキャリパーに固定している専用スクリュー(22) を緩めて外し、シール(23) も外します。
ホース類 (33) を取り外します。
 
リアブレーキキャリパー(15)をキャリパーホルダープレートに固定している 2 本のスクリュー (12) を外し、ブレーキキャリパー (15) を取り外します。
必要ならば、セクション7 - 13、リアエキセントリックハブおよびリアホイールシャフトの取り外しを参照し、キャリパーホルダープレート(A)を取り外します。
参考
ブレーキパッドの交換は、"ブレーキパッドの摩耗点検と交換"(セクション4 - 3)に従ってください。
 
スピードセンサー(1)を取り外すには、固定スクリュー(2)を緩めて外します。このときエアギャップスペーサー(8)に注意してください。
交換作業は、次の部分に限定してください:
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上記の構成部品を交換するには、この章の初めにある分解立体図を参照してください。
リアブレーキディスクの取り外し
リアエキセントリックハブを取り外します(セクション7 - 13、リアエキセントリックハブおよびリアホイールシャフトの取り外し)。
ブレーキディスクをホイールシャフトに固定している4本のスクリュー(13)を緩めて外し、リアブレーキディスク(14)を取り外します。
スクリュー(24)を緩め、リアフォニックホイール(25)を取り外します。
ブレーキディスクは完全に清潔な状態でなければなりません。つまり、錆、オイル、グリースなどの汚れがなく、また、深い掻き傷があってはいけません。
ブレーキディスクの摩耗限度値については、セクション3 - 1.1、油圧ブレーキを参照してください。
リアホイールシャフト(P)にリアブレーキディスク(14)をのみ(A)と共に上方向に向け、取り付けます。
ディスクを固定し、規定のネジロック剤と共にスクリュー(13)を差し込みます。
参考
ブレーキディスクの所定の位置のスクリューヘッドが中央にくるように注意してください。
 
スクリュー(13)を1-2-3-4の順に27 Nm ±10%のトルクで締め付けます。(セクション3 - 3、フレーム締め付けトルク)。
ブレーキディスク(14)にフォニックホイール(25)を図に示した向きに取り付けます。
フォニックホイール(25)を固定し、あらかじめネジロック剤を塗布したスクリュー(24)を差し込みます。
スクリュー(24)を十字の順に5 Nm ± ±10%のトルクで締め付けます。
リアエキセントリックハブをセクション7 - 13、リアエキセントリックハブおよびリアホイールシャフトの取り外しの記述に従って取り付けます。
リアブレーキキャリパーの取り付け
ブレーキホース(33)を交換した場合や、リアブレーキシステムの部品を 1 つでも取り外した場合は、ポンプとキャリパーのコネクターの向きに注意してください。
警告
ホースを正しい位置に取り付けないと、ブレーキシステムの機能に支障をきたしたり、車両の可動パーツに接触したりする恐れがあります。 図のとおりの向きで取り付けてください。
ブレーキホースをブレーキキャリパー(15)に固定する際には、所定の銅製ガスケット (23) をコネクターに挟み込んでください。
 
コネクターを配置したら、専用スクリュー(22)を23 Nm ±10%のトルクで締め付けます(セクション3 - 3、フレーム締め付けトルク)。
スピードセンサー(1)が取り外されている場合は、スペーサー(8)と共にキャリパーマウントプレート(A)上に配置し、スクリュー(2)を10 Nm ±10%のトルクで締め付けます(セクション3 - 3、フレーム締め付けトルク)。
参考
センサー(1)とブレーキディスク固定スクリュー間のエアギャップは0.6~2.2mmでなければなりません。
 
必要ならば、キャリパーマウントプレート(A)をセクション7 - 13、リアエキセントリックハブおよびリアホイールシャフトの取り付けの記述に従い取り付けます。
リアブレーキキャリパー (15) をブレーキディスクに挿入し、キャリパーマウントプレート(A)の穴に合わせます。
スクリュー(12)にグリースを塗布し、25 Nm ±5%のトルクで締め付けます(セクション3 - 3、フレーム締め付けトルク)。
スピードセンサー(1)のホース(33)及びホースクリップバンドの取り付け位置については、セクション 7-6、ケーブル/フレキシブルホースの取り回しの記述に従ってください。
 
 
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